アパレルと聞くと、セレクトショップのような整然とした店舗や、ファッションショーの華やかさを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実際の縫製現場はそのイメージとは全く違います。作業スペースには物が溢れ、床には糸くずが散らばり、職人さんたちは動きやすい作業着でひたむきに仕事をしています。
また、TVなどで「1mm単位の縫製技術」と紹介されることもありますが、実際の現場はそれほど理想的なものではありません。縫製にはズレが生じることもありますし、生地は気温や湿度で伸び縮みする「生き物」。乱尺の生地が届くことも日常茶飯事です。その都度、職人たちは工夫しながら対応し、より良いものを作り上げています。
服の値段に隠された背景
華やかな服が生まれる背景には、多くの職人さんの手が関わっています。服が高い理由は、その手間と技術、そして時間がかかっているから。一方、安い服は、大量生産や効率化、低コストの労働力によるもの。それぞれの背景には、作り手たちの努力と工夫があります。
私が伝えたいのは、「服の価格には理由がある」ということです。高いものにはそれだけの価値があり、安いものにもまた背景があります。その両方を知ることで、ファッションの奥深さを感じてもらえるのではないでしょうか。
職人さんたちにもっと光を当てたい
私がこの仕事を通じて目指しているのは、職人さんたちがもっと評価され、安心して働ける環境を作ることです。現場が安定して仕事を受けられるように新しい案件を獲得し、彼らと一緒に発展していける体制を整えていきたいと思っています。
また、職人さんたちの努力が正当に評価される仕組みを作り、単価アップや仕事の質の向上にも取り組みたいと考えています。そのためには、現場のリアルを発信し、多くの方に知っていただくことが欠かせません。
華やかさの裏にある泥臭い現場の努力を、少しでも多くの方に伝えることで、職人さんたちがもっと豊かに、そして誇りを持って働ける環境を作っていきたい。そんな思いでこれからも進んでいきます。
コメント